元ロサンゼルス・ドジャーススカウトが語る!

元ロサンゼルス・ドジャーススカウトが語る

スポーツマーケティングセミナー「スポーツビジネススタジアム」2014/2/21(金)開催
元ロサンゼルス・ドジャーススカウトが語る!「~スカウトの日常と報道の裏側~」と題し、スカウトになるいきさつ、スカウトの日々の業務、これまでのスカウトを通して培われたもの。

ロサンゼルスドジャース日本担当スカウト時の実績

日本プロ野球界から石井一久選手、齋藤隆選手、黒田博樹選手ほか獲得。

スカウトになるきっかけ

巨人に入団するも怪我との闘いで、小島さん自身が「何をやりたいのか、何ができるのか」を自問自答した上で、もう一度野球をしたいという熱い思いからアメリカで選手として挑戦したこと。日本に帰国後、ドジャースのアジア担当のスカウトの打診をもらい、土日限定のパートタイムでスカウトという仕事をしたことがその後の小島さんのキャリアに繋がっていくというお話を通して、人との繋がりや、やりたい仕事に対して情熱と探究心を持ち続けることの大切さをお伝え頂きました。

スカウトになった最初の5年間

MLB主催のスカウティングスクールにおいて日本人初の卒業生となった小島さん。スカウトという仕事をする上で必要な備品が支給されない環境の中、お金を管理することが将来に活かされる。限られた予算で年間数百試合を見て回り、各新聞に掲載されている全試合のデータのスクラップする日々で、自分で考えて現場を回って情報収集に苦労したと語って頂きました。

スカウトという仕事

スカウトという職業は「チームの屋台骨・基礎を作る仕事」なので、ビジョンを持って、選手を真剣に見ることが大切であると仰られ、A41枚のスカウティングレポート(15項目の評価基準)でその選手が分かる様にまとめることが重要な仕事でもあるとお伝え頂きました。

質疑応答

日本人選手がアメリカで活躍するには、性格とチームとの相性が大きく影響するとのことで、事前に家庭環境や関係者からの情報をチェックし、英語を話すことへの意識、溶け込めるかが重要だとお答え頂き、世界ドラフトやWBC、日本の独立リーグについても具体的な考えをお聞かせ頂きました。そして今後は野球をしっかり教えることが出来る人が少ないという現状から、指導者の育成を行いたい、環境を整えたいと熱く語って頂き、大いに盛り上がったセミナーでした。

今回のゲスト講師として、とても為になるお話をして頂いた小島圭市氏、ありがとうございました。

開催概要

日 時 2014年 2月21日(金) 19:00~20:45 *受付:18:30~
表 題 元ロサンゼルス・ドジャーススカウトが語る!~スカウトの日常と報道の裏側~
講 師 小島 圭市 氏(元ロサンゼルス・ドジャース日本担当スカウト、現BBフューチャー副理事長、ノースアジア大学客員准教授)
場 所 大阪産業創造館 ・大阪市中央区本町1-4-5 *アクセス詳細へ

講師紹介

・小島 圭市 氏
元ロサンゼルス・ドジャース 日本担当スカウト、現BBフューチャー副理事長、ノースアジア大学客員准教授。
神奈川県出身 東海大高輪台高校卒業に、巨人―テキサスレンジャーズ(2 A)―中日―台湾プロ野球と渡り歩く。引退後は一旦一般企業に就職するも、2001 年からロサンゼルスドジャース日本担当スカウトに就任。スカウトとして、石井一久選手、齋藤隆選手、黒田博樹選手ほか獲得。2010 年より堺ビッグボーイズのスーパーバイザーに就任。アマチュアの指導、指導者育成にも力を入れている。