スポーツマーケティング学で見たブラジルW杯:SNSによるファン創造戦略
スポーツマーケティングセミナー「スポーツビジネススタジアム」2014/10/29(水)開催
スポーツマーケティング学でみたサッカーワールドカップ ブラジル大会と題し、ソーシャルメディアから見たワールドカップの内容を中心にスポンサーとしての立場や考え方など。
スポーツマーケティングとは?
スポーツとは世界共通の人類の文化、健康維持、青少年の体力向上、地域の交流、公共性と公益性が高い価値であると定義づけた上で、スポーツ自体=スポーツのマーケティングとスポーツを通して価値を高める=スポーツを利用したマーケティングに二つがあり、経験価値マーケティングの重要性についてお話頂きました。
スポーツ組織よるSNS戦略
2012年オリンピックとソーシャルネットワークが繋がった年であり、特にツイッターはファンの感情が見える拡散性が強いメディアということで、試合中のツイートによる分析データを見せて頂きました。
スポンサーによるSNS戦略
ワールドカップでのMost Active Sponsorはアディダスであり、決勝戦はアディダスVSアディダスの戦いであった。戦略として動画の素早いアップロードがあり、SNSを通じてメッセージを流すスタイルが主流であると説明頂きました。
TRM(Real Time Marketing)について
リアルタイムというのはソーシャルメディア(いいね、リツイート、シェア)の特徴であり、リアルタイムでないとそれは単なる広告でしかないといった観点からお話頂きました。
今後の課題
少ない投資で大きな利益を生むのに最適なFaceBookを積極的に活用すること、コミュニティの定義と理解をした上でメディアとしてどれだけインパクトがあるのかを検証する(ソ―シャルメディアとして結果の一般化が難しい為)ことが重要との話がありました。
開催概要
日 時 | 2014年 10月 29日(水) 19:30~21:00 *受付:19:00~ |
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表 題 | スポーツマーケティング学で見たブラジルW杯:SNSによるファン創造戦略 |
講 師 | 藤本 淳也 氏 (大阪体育大学・大学院 スポーツマネジメント分野 教授) |
場 所 | 大阪産業創造館 ・大阪市中央区本町1-4-5 *アクセス詳細へ |
講師紹介
・藤本 淳也 氏 (大阪体育大学・大学院スポーツマネジメント分野 教授)
・プロフィール
1965年宮崎県生まれ。鹿屋体育大学卒、鹿屋体育大学大学院体育学研究科修了。イリノイ大学客員研究員(1997年9月~1998年8月)、フロリダ州立大学客員研究員(2010年9月~2011年8月)。専門学問領域:スポーツマーケティング。
・研究テーマ
スポーツファン行動、チームブランディング、スポーツスポンサーシップを中心に研究活動を行っている。主な著書に『スポーツマーケティング』(大修館書店、2007年、共著)、『スポーツ産業論入門第4版』(杏林書院、2010年、共著)など。