低学年からのスポーツ・ルールbook
スポーツを楽しむために必要となるのが「ルール」です。
「スポーツをする」ことを英語で「PLAY (プレー)」と言います。このPLAYは「あそぶ」という意味も持っています。たとえ遊びであってもルールがあるから楽しさが増します。そして、スポーツ・ルールは競技種目ごとに世界共通になっています。だからこそ、プレーヤーも観客も国境を越え楽しめるのです。
スポーツ本来の持つ楽しさや難しさ、またチームワークなどはルールの上に成り立っています。それは、勉強からでは体験できない発見や感覚、モラルなどを得ることができ、子どもたちにとって新たな可能性を広げ、さらなる成長をもたらします。スポーツ・ルールを通して、競技を理解し、競技に対してより興味を深めていただければ幸いです。
スポーツ・ルールについて
子どもたちが、スポーツに取り組むにあたり、上手くないといけないとか、失敗してはいけないといったことは考えずに、楽しもうという気持ちをもってスポーツにチャレンジさせてあげてください。上手くなってほしいという想いを持つのは当然ですが、子どもにとっては上手くできないことでも楽しいことには夢中になり、その子なりの頑張りで上達します。全ての人がちがうのと同じように、子ども一人ひとりも特性・特徴があるからです。ボールを投げるのが下手な子、上手くボールを蹴れない子などがいても、できないことを叱るのではなく、「その子ができること」や「できるようにするには」といった方向に目を向けてあげれば、スポーツが苦手な子でも、スポーツの楽しさを知ることができることでしょう。その為にハンディキャップや特別ルールをもうけるなどの工夫を多少加える事も考慮ください。
1巻 野球・ドッジボール・バレーボール
野球やドッジボールなどスポーツを楽しむために必要となるルールを、低学年から理解できるように、各種目の基本ルールや用具を、イラストと写真を交えて解説する。
2巻 サッカー・バスケットボール・ラグビー
サッカーやラグビーは似ているところと異なるところがあります。それぞれのわかりにくいルールを低学年から理解できるよう解説。また、ミニゲームなどにも役立つゲームプランを競技ごとに紹介します。
3巻 テニス・バドミントン・卓球
ネットを間に向かい合ってプレーするテニスや卓球。それぞれ少し違うラケットという道具を用いて競技します。コートの大きさ、ネットの高さ、道具の使い方や違いを、イラストでやさしく解説。
4巻 柔道・剣道・相撲・空手
柔道や相撲などスポーツを格闘技といいます。相手を投げたり、押したり、倒したり、たたき合ったりする競技で、身体に危険がともないます。低学年からしっかりと基礎とルールを理解することが大切です。